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さぎやま泌尿器クリニック

前立腺がん

前立腺がんは高齢男性に多い病気です。前立腺がんはアメリカで大変多く、男性のがんのなかで「罹患数」は第1位、「死亡数」は肺がんに次いで第2位の疾患です。

日本においても生活様式の欧米化などから、今後増加すると予測され2020年には肺がんに次いで罹患数の第2位になると予測されています。

健診などで発見された前立腺がんは比較的早期がんであることが多いですが、排尿のトラブル(排尿困難・血尿など)で泌尿器科を受診され発見された前立腺がんは進行していることがあります。前立腺がんは健診による早期発見が可能であり、それによって適切な治療が可能です。

前立腺がんの原因

前立腺がんの原因は遺伝子の異常と考えられており、加齢と男性ホルモンの存在が影響しますが、いまだ明確ではありません。そのため、効果的な予防法も明らかではありません。

欧米での報告によると、肉やミルクなど脂肪分が多く含まれている食事を多く摂取することにより、前立腺がんの発生が増えると考えられています。一方、穀類や豆類など繊維を多く含む食事はがんの発生を抑える効果があると考えられています。

ハワイや米国東海岸在住の日系人は日本人と米国人の中間の発生率であり、食事の欧米化が原因とする考えの根拠のひとつになっています。喫煙との関係を指摘する報告もあります。

前立腺がんの検査

前立腺がんは早期では症状がないので、PSA検査で早めに診断することが大切です。

PSA検査は血液検査だけの簡単な検査法です。前立腺がん発見率は、カットオフ値4.0ngmlで検診を受けると、50〜54歳で0.09%、55〜59歳で0.22%、60〜64歳で0.42%、65〜69歳で0.83%、70〜74歳で1.25%、75〜79歳で1.75%と報告されています。

カットオフ値とは、この値を境に再検査や治療を始めるための数値です。その値はがんの進行とともに上昇し、診断から進展度(病気の進み具合)、治療効果の判定、再発の有無、予後までも予測することができます。しかし、PSA値があまり上昇しない前立腺がんも15〜20%あるため注意が必要です。

そのほか、直腸診では前立腺がんは硬いしこりとして前立腺内に触れ、経直腸超音波診断では前立腺の変形、低エコー領域として認められます。最近は前立腺がんの早期発見の目的で、MRI検査、PETCT検査も行われています。

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前立腺がんの治療

前立腺がんの治療法には様々な種類があり、患者さまそれぞれの状態を総合的に判断し、治療方法を考えていきます。医療側からは病期に沿って最適と思われる治療方法を、患者さんおよび家族の方々に提示し、治療方法を選択していただくようにしています。

前立腺癌に対して、現在行われている主な治療方法は次の通りです。

icon 手術療法

icon 放射線療法 (外照射・小線源療法)

icon ホルモン療法

icon 無治療経過観察

その他の治療法では、高密度焦点式超音波療法(HIFU)、前立腺凍結療法、温熱療法等もありますが、保険が効かず研究段階の治療と考えられます。

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