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さぎやま泌尿器クリニック

腎がん

腎臓がんは腎実質から発生します。腎盂にがんが発生することもありますが(腎盂がん)、これは尿路上皮から発生するもので、尿路上皮がんとして取り扱われ、一般でいう腎臓がんとは異なります。 腎実質に発生するがんには、成人に発生する腎細胞がんと小児に発生するウィルムス腫瘍があります。さらにまれな腫瘍として肉腫があります。

腎がんの原因

腎臓がんの原因は、そのほとんどが解明されていないというのが現状ですが、危険性があるものとして、喫煙、高脂肪食、肥満、一部の発がん物質や薬、などが考えられています。

腎がんの検査

検査を行う目的は,腎臓の病変が腎がんかどうか,もし腎がんであれば病気が広がっているかどうかを調べることです. 超音波検査は、体に負担がかからず、手軽に行うことができるので、スクリーニング目的に広く行われています.CT検査では1cm程度の大きさの腫瘍まで診断が可能です。がんの広がり具合、リンパ節や他臓器への転移、腎がん以外の病気との鑑別、などを調べるために最も重要な検査です。造影剤を使用することによりさらに多くの情報が得られます。腎がんは進行すると腎静脈や下大静脈の中にのびていくことがありますが、MRI(核磁気共鳴画像法)検査は、血管内への腫瘍の広がりを見るのに有用です。

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腎がんの治療

がんが腎臓の中にある場合、治療の第一選択は手術です。手術には、根治的腎摘除(腎臓ごとがんを摘除する方法)と腎部分切除(がんの部分だけを摘除する方法)があります。がんの大きさ、広がり具合、患者さんの体力・コンディション、患者さんの希望などにより、手術のやり方が決定されます。最近は,偶然発見される小さい腎がんが多く,それらに対しては腎部分切除が施行されることが多くなっています.当科では、ミニマム創内視鏡下手術により取り出す腎と同じ程度の創から手術を行い、治療の効果はそのままに、患者さんにかかる体への負担を最小限におさえた方法を実践しております。ミニマム創内視鏡下手術では,根治的腎摘除と腎部分切除の両者を行っています. がんが腎臓だけに留まらず、転移のある場合でも、通常、腎摘除が行われます。すべての病巣をとりきることができない場合や、がんが再発した場合などは、インターフェロンなどの免疫療法あるいは分子標的治療が選択されます。われわれは、インターフェロンに加えて、既存の薬剤のうち,がんに栄養をおくる血管(新生血管)の形成をおさえる作用をもつものを併用する(I-CCA治療)ことにより、より高い治療効果をあげています。また,比較的新しい薬剤として,分子標的治療薬と呼ばれる,腎がんが成長する経路のうち特定の部位をおさえる薬剤も治療の選択肢になっています。転移病変の症状を緩和するために,放射線も用いられます。

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